姫路先物証券被害研究会(姫路先物証券研)とは

1. 姫路先物証券研とは?

姫路先物証券研究会は、先物・証券被害を救済し、予防し、根絶するとともに、消費者の権利を擁護することを目的とする弁護士の団体です。 姫路先物証券研は、「兵庫県弁護士会姫路支部に登録する弁護士のうち、地域で発生することのある種々の消費者事件に、消費者・生活者の目線に立ち、真摯に取り組もうとする志のある者のみによって構成する」と規約で定められた団体です。 平成7年4月に、全国先物取引被害研究会が青森で開催された際、姫路地区から2名の弁護士が参加したのをきっかけに発足し、現在、13名の弁護士が集まっています。

2. 活動内容は?

姫路先物証券研では、2カ月に1回の割合で研究会を行っています。 研究会では、先物・証券取引被害事件の救済・支援並びに被害の予防・根絶及びこれらに関連する活動や、先物・証券取引被害事件の救済・支援のための調査、研究、研修、情報交換、連絡調整の活動を行っています。

研究会では、神戸地方裁判所姫路支部、龍野支部など地元の裁判所で、日常的に、先物取引・証券取引被害救済の多数の訴訟に取り組んでいます。

姫路研究会で獲得した過去の判決等としては、神戸地方裁判所姫路支部平成10年(ワ)第509号平成14年2月25日判決(最高裁ホームページ-三貴商事)、のほか、神戸地裁姫路支部H18.5.22判決(先物取引裁判例集44-187- 明洸フューチャーズ)、神戸地裁姫支部H18.5.29判決(先物取引裁判例集44-226-西友商事)、神戸地裁姫支部H18.6.12判決(先物取引裁判例集44-391-オリエント貿易)、神戸地裁姫支部H18.6.19判決(先物取引裁判例集44-479-北辰商品)、大阪地裁25民事部H18.10.19判決(判例集未掲載)、神戸地裁姫路支部H27.4.15判決(証券判例セレクト49-あかつき証券・旧黒川木徳証券)などがあります。

また、先物取引被害全国研究会・全国証券問題研究会への参加と連携・協力は、姫路先物証券研の最も重要な活動の1つです。全国研究会での研究発表の成果は、「先物取引被害研究」誌等に所収されています。 姫路先物証券研は、兵庫県弁護士会の消費者保護委員会や、神戸先物証券研とも協力して、投資被害110番を行うなどの活動も行っています。 さらに、姫路研究会の会員は、規約が定める通り、先物・証券取引被害だけでなく、地域で発生する消費者被害の救済に日常的に取り組んでいます。

先物取引被害全国研究会(先物全国研)とは

先物取引被害問題研究会は、先物取引被害の救済に取り組む全国各地の弁護士によって結成された任意の研究団体です。 通常、年2回の割合でこれまでに79回開催されています。(「先物全国研の過去の開催日・開催場所等は コチラ 」) 姫路研究会会員の「研究会」としての参加は、第33回青森大会(平成7年4月)からであり、第36回大会(平成8年9月)は姫路で開催されました。

全国証券問題研究会(全国証券研)とは

先物取引被害問題研究会は、証券取引被害の救済に取り組む全国各地の弁護士によって結成された任意の研究団体です。 通常、年2回の割合でこれまでに57回開催されています。(「全国証券研の過去の開催日・開催場所等は コチラ 」」)  第22回大会(平成12年4月)、及び第55回大会(平成29年9月)は、姫路で開催されました。