第6章 取引結了をめぐる先物被害
Q45 先物業者の相談室に苦情を申し出たら「一度会いたい」と言われたが応じてよいか
A45

あなたが交渉をしようとする業者側の担当者は、顧客からの苦情処理や示談交渉を専門に担当する者であり、その意味では交渉のプロです。
そのうえ、その担当者は、勧誘から取引の終了に至るまでの段階において問題のある行為があった場合には顧客側から損害賠償を求められる可能性があることを十分に承知しており、顧客側からのそのような請求を何としても阻もうとしてくる場合もありますので、注意が必要です。 会う前に、弁護士に相談することをお勧めします。

Q46 金取引を仕切ったところ損が出ていると言われたが証拠金は戻ってくるか
A46

あなたが先物業者に預けた証拠金の合計額と、差引損益金通算額とを比較してみて、前者が多ければ、預けた証拠金の合計額から差引損益金通算額を差し引いた差額が返還されます。なお、この清算金は、あなたが請求をした日から四営業日以内に返還されることになっています。

Q47 取引を精算する際に書類に署名を求められたがこの書類はどのようなものか
A47

取引終了後に先物業者が作成を求める書面は、通常は顧客に和解契約を締結させるものであったり、損害賠償請求権などを放棄させる内容ものであることが多く、安易に署名することは禁物です。

Q48 清算金を返還してもらうには書類を書かなければいけないのか
A48

取引終了後の清算金は無条件で遅滞なく返還しなければならず、この先物業者が指定する書類を作成しなければ清算金の返還を受けられないということはありません。

Q49 取引終了後の不足金は必ず支払わなければならないのか
A49

取引の際、先物業者に何らかの違法性が認められるような行為があれば、不足金を支払う必要はなく、逆にあなたから先物業者に対して損害賠償を請求できる場合もあります。

Q50 先物業者に「弁護士に依頼しても得にならない」と言われたが本当か
A50 取引に納得がいかない以上、きちんと先物取引に詳しい弁護士に相談すべきです。
 

【姫路先物取引被害研究会事務局・連絡先】
〒670-0948 姫路市北条宮の町385 永井ビル5階

事務局長 弁護士 加 藤 恵 一
電話 079-222-0522 FAX 079-223-1167