第3章 契約時における先物被害
Q20 ガイダンス映像の内容をほとんど見ていないがこのまま取引を始めて大丈夫か
A20 DVDでガイダンス映像を見せられ、確認書に署名させられても、先物取引の仕組み・危険性の理解ができていないのであれば、実際の取引はするべきではありません。
Q21 契約が終わってお金を渡したところ預り証を渡されたが領収書とは違うのか
A21

あなたが先物業者に渡したお金は、取引を委託した商品の代金ではなく、委託証拠金という取引の担保としてのお金です。

先物業者は、顧客から担保として委託証拠金の預託を受けたときは、その顧客に対して、商品取引所が定める様式の委託証拠金預り証を、本店又は従たる営業所で発行しなければならないとされています。

Q22

契約をした後にやめるにはどうすればよいか

A22 取引の注文を出さずに、至急、契約の解除や取消を申し出てください。 もちろん、預けた委託証拠金は全額返してもらえます。
Q23 取引のしくみがよくわかっていないが取引を始めても大丈夫か
A23

取引の仕組みがどのようなものかよく分からないのであれば、取引を行なってはいけません。

直ちに契約しない旨を先物業者に連絡し、明日の契約書等の作成をキャンセルして下さい。

どうしても取引を行ないたいのであれば、取引の仕組みを理解し、納得するまで説明を聞いたうえで契約すべきです。

Q24 いろいろ書類を渡され指示されるままに著名したがこのまま取引を始めても大丈夫か
A24 先物取引の仕組みやその危険性について、外務員から詳しく説明を受けていない場合はもちろんのこと、しっかりと理解ができていないのであれば、取引を始めてはいけません。
Q25 外務員から書類を渡されただけで説明を受けていないが取引を始めても大丈夫か
A25 この先物業者の外務員は、法令で要求された書面の交付自体は行なっているようですが、法令が要求する商品先物取引の仕組みや機能、高い投機性、リスク等についての説明義務を尽くしたものとは到底言えず、法的には違法な勧誘行為であると考えられます。
この外務員には、法令で要求されている委託者(顧客)保護の観点が欠落していますから、今後は慎重に対応する必要があるでしょう。
Q26 外務員に言われるままにアンケートの「理解できた」に○をつけたが大丈夫か
A26

理解できていないのであれば、その旨を先物業者に申し出るべきです。もし、既に取引を始めてしまっていたような場合であれば、一旦建玉を仕切って、取引を続けるかどうか、よく考えて下さい。

また、取引の過程に不服があって交渉や裁判になった場合には、先物業者はそのアンケート用紙を証拠に出してきて、あなたは取引を十分理解していたと主張してくるはずです。ですから、書面で「理解できていない」と申し出ておくと、なおよいでしょう。

 

【姫路先物取引被害研究会事務局・連絡先】
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事務局長 弁護士 加 藤 恵 一
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